溺愛ENMA様
「女の子達ー、受付済んだよ。いこ!」

「はあーい」

亜子ちゃんと舞花ちゃんが可愛く返事を返して、私達はあてがわれた部屋へと向かった。

※※※※

自己紹介を済ませると、飲み物や食べ物をオーダーし、ジャンケンで負けた架純ちゃんから歌う事になった。

カラオケは凄く盛り上がった。

舜星学園の男の子達はカッコよくて明るくて、凄く楽しかった。

でも……盛り上がりすぎて部屋が暑い。

部屋の温度を自分だけのために変えるのも悪いし、一度外に出よう。

涼しい風に当たりたい。

「ごめん、少しだけ外の空気吸ってくるね」

私は隣にいた亜子ちゃんにそう言うと、部屋を抜け出した。
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