溺愛ENMA様
「えー、物々交換にしなよ!学食のアイスとか!」

「あ!それもいいわね」

私達の会話を聞いていたのか、涼馬達男子が、

「舜星学園の文化祭、行くのかよ?俺達、スリーオンスリーの試合で招待されてんだ。見に来てよ」

私は驚いて涼馬に視線を向けた。

「え、まじ?!」

「マジマジ!俺達チーム作ってスリーオンスリーの動画、サイトにあげてるじゃん?で、再生回数高いからさ、ゲストとして招かれたんだよね」

桜ちゃんがそれに食いついて、涼馬を見上げた。

「ねえ、涼馬、円真君も出る?この間、円間君もやってたじゃん」

「そ!アイツも行く。タケルが兄貴の結婚式で欠席なんだ。で、円真がなかなか筋がよくて使えるからさ、連れていくんだ」
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