溺愛ENMA様
ん?なにを?

私達女子がキョトンとするなか、涼馬達男子が次第にニヤニヤと笑った。

「円真さっき、二年の女子に呼び出されてやんの。どーやら告られたみたいだぜ」

げっ!まじ!?

私はいつか閻魔が言った言葉を思い出してゴクリと喉を鳴らした。


『せっかくだから、この世の女も味見しとくか』


ダメよそんなのっ!

閻魔にあそばれて、本気になっちゃった女の子が可哀想じゃん!

それに蘭さんも。

「ち、ちょっと閻魔っ!家の事で話があるのっ!何を隠そうゴ、ゴミの分別なんだけどさ、」
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