溺愛ENMA様
閻魔は本当に帰っちゃったのだろうか。

あんな形を最後に、私達はもう会うことはないのだろうか。

嫌だ、それは嫌だ。

その時、

「ルナ、スマホ鳴ってるよ」

「あ、うん」

ロイだった。

「なに、ロイ君?デート?」

「うん。夕飯一緒に作って食べようって」

「いーなあ!」

舞花ちゃんのニコニコ顔に、私もつられて少し笑った。
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