溺愛ENMA様
「お前を泣かせたチンケな悪魔を退治してやるぜ。俺に惚れるなよ?」
その笑顔は野性的で妖艶で、実に閻魔らしかった。
「閻魔、来てくれてありがと」
「褒美、期待してるぜ?」
うん、うん。
なんだってあげる、閻魔になら。
「いい加減にしてもらおうか!」
ロイの低い声が響いた。
「なかなか、良い魔法を使えるんだね。文化祭では……人と見分けがつかなかったよ」
閻魔が刀を回転させて水平に担ぎ直し、それに両腕を絡めた。
「神通力だ、それもごく基本のな。言っちゃ悪いが、お前の可愛い魔法とやらは直ぐに見抜けたぜ」
その笑顔は野性的で妖艶で、実に閻魔らしかった。
「閻魔、来てくれてありがと」
「褒美、期待してるぜ?」
うん、うん。
なんだってあげる、閻魔になら。
「いい加減にしてもらおうか!」
ロイの低い声が響いた。
「なかなか、良い魔法を使えるんだね。文化祭では……人と見分けがつかなかったよ」
閻魔が刀を回転させて水平に担ぎ直し、それに両腕を絡めた。
「神通力だ、それもごく基本のな。言っちゃ悪いが、お前の可愛い魔法とやらは直ぐに見抜けたぜ」