溺愛ENMA様
「嫌なら、自分から出ろ」
閻魔の香りと彼の熱い身体。
柔らかく回された閻魔の腕からは、私の意思次第で簡単に抜け出せる。
「俺が嫌なら、自分から出ろよ。出ないなら」
閻魔はそこで言葉を切ると、私を愛しげに見つめて再び告げた。
「出ないなら……俺に惚れてると正直に認めろ」
胸が震えた。
もう、分かってた。
私の本心は、閻魔を好きだって。
本当は、閻魔をめちゃくちゃ好きだって。
だけど私は鈍感なのかバカなのか分からないけれど、いつ、どの瞬間からそうなったのかは分からなかった。
でも、閻魔を凄く好きだって、今は分かってる。
閻魔の香りと彼の熱い身体。
柔らかく回された閻魔の腕からは、私の意思次第で簡単に抜け出せる。
「俺が嫌なら、自分から出ろよ。出ないなら」
閻魔はそこで言葉を切ると、私を愛しげに見つめて再び告げた。
「出ないなら……俺に惚れてると正直に認めろ」
胸が震えた。
もう、分かってた。
私の本心は、閻魔を好きだって。
本当は、閻魔をめちゃくちゃ好きだって。
だけど私は鈍感なのかバカなのか分からないけれど、いつ、どの瞬間からそうなったのかは分からなかった。
でも、閻魔を凄く好きだって、今は分かってる。