溺愛ENMA様
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泣きながら話す私を、亜子ちゃんは時折頷きながら見つめていた。
私が昔から、人には見えない存在が見えていた事。
朱里が交通事故に遭い、仁に頼んで死後の世界に行き、彼女を連れ戻そうとした事。
そこで閻魔に出逢い、『閻魔帳』を盗んだ事。
私を追いかけて、彼が閻魔帳を取り戻しにやって来た事。
私に取り憑いていたのが、ロイの身体を乗っ取っていた悪魔だった事。
その悪魔から閻魔が私を守ってくれた事。
……いつの間にか、閻魔を好きだった事。
全てを話し終えた私の前で、亜子ちゃんは声をあげて泣いた。
「亜子ちゃん、ごめん。こんな事を話してしまって」
泣きながら話す私を、亜子ちゃんは時折頷きながら見つめていた。
私が昔から、人には見えない存在が見えていた事。
朱里が交通事故に遭い、仁に頼んで死後の世界に行き、彼女を連れ戻そうとした事。
そこで閻魔に出逢い、『閻魔帳』を盗んだ事。
私を追いかけて、彼が閻魔帳を取り戻しにやって来た事。
私に取り憑いていたのが、ロイの身体を乗っ取っていた悪魔だった事。
その悪魔から閻魔が私を守ってくれた事。
……いつの間にか、閻魔を好きだった事。
全てを話し終えた私の前で、亜子ちゃんは声をあげて泣いた。
「亜子ちゃん、ごめん。こんな事を話してしまって」