溺愛ENMA様
「俺の中に父上の血が流れている以上、俺は生粋の人間にはなれない。だが……その部分を封印したんだ、自分の内側に。自分自身の力が強いために、封印するのに時間がかかっちまったがな。そしてその封印は自分では解けない」
なんだかよく意味が解らないけれど、閻魔は私と一緒に生きる決心をし、自分の能力を封印して限りなく人に近い存在になったって事?
そしてその封印を自分では解けなくし、私と同じスピードで人生を進んでいくと……。
「……本当……?」
「ああ」
「もっ、もしも喧嘩とかしたり、私の事嫌になったりしたら、封印解いて帰っちゃうとか」
不安のあまり私がそう言うと、閻魔は僅かに眉を寄せた。
「そんな事しない。それに封印は自分じゃ解けなくしたと言っただろ?
封印を解くには六文船のジジイの術がいる。しかもジジイは簡単にそんな重大な術を使うようなヤツじゃねぇし」
なんだかよく意味が解らないけれど、閻魔は私と一緒に生きる決心をし、自分の能力を封印して限りなく人に近い存在になったって事?
そしてその封印を自分では解けなくし、私と同じスピードで人生を進んでいくと……。
「……本当……?」
「ああ」
「もっ、もしも喧嘩とかしたり、私の事嫌になったりしたら、封印解いて帰っちゃうとか」
不安のあまり私がそう言うと、閻魔は僅かに眉を寄せた。
「そんな事しない。それに封印は自分じゃ解けなくしたと言っただろ?
封印を解くには六文船のジジイの術がいる。しかもジジイは簡単にそんな重大な術を使うようなヤツじゃねぇし」