溺愛ENMA様
「……なんだよ」

「そ、そういえばっ!あんた私の部屋にどうやって入ったのよ?!」

「あ?」

「あ、じゃないよっ。まさか、術じゃないでしょーねっ?!」

私が眉を寄せると閻魔は、

「そうだ、お前ここから引っ越せ!物騒だ」

「なんで!?」

すると閻魔は鼻で笑った。

「術使うまでもねーわ。こんなチャチな錠前、十数えるまでもなく開いたぜ」

物騒なのはあんただっつーの!

しかも錠前って……。

「今度からダメだからね!ちゃんと合鍵あげるから、それ使う事!ちゃんと人間らしい行動とってよね」
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