溺愛ENMA様
※※※※※
翌日。
朝のホームルームで、私は担任の浅谷先生の隣に立っている男子を見て硬直した。
「きゃあ、凄くかっこいい!」
「最高!」
同じクラスの亜子ちゃんがソッと私を振り返ると、眉を寄せて溜め息をついた。
私はといえば、亜子ちゃんに言葉を返す余裕もなく、ただただ黒板の前の男子生徒を張り付いたように凝視するしかなかった。
もう、信じられない。
なんでコイツがここに!?
息の止まっている私を気にもとめず、先生はクラスを見回して口を開いた。
「今日から同じクラスになる石川君だ。卒業まであと半年を切ってしまったが、仲良くしてやってくれ。ちなみに、石川君は中西ルナの親戚で、家庭の事情から中西の家から通う事になってる。石川君、自己紹介の後、中西の隣の席について」
翌日。
朝のホームルームで、私は担任の浅谷先生の隣に立っている男子を見て硬直した。
「きゃあ、凄くかっこいい!」
「最高!」
同じクラスの亜子ちゃんがソッと私を振り返ると、眉を寄せて溜め息をついた。
私はといえば、亜子ちゃんに言葉を返す余裕もなく、ただただ黒板の前の男子生徒を張り付いたように凝視するしかなかった。
もう、信じられない。
なんでコイツがここに!?
息の止まっている私を気にもとめず、先生はクラスを見回して口を開いた。
「今日から同じクラスになる石川君だ。卒業まであと半年を切ってしまったが、仲良くしてやってくれ。ちなみに、石川君は中西ルナの親戚で、家庭の事情から中西の家から通う事になってる。石川君、自己紹介の後、中西の隣の席について」