激変!?溺愛注意報
あれは今から1年前、まだ中学3年生の頃の話し…
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家の近くの高校を目指していたわたしは壊滅的にばかでこのままじゃ受からないぞと先生に脅され(てはいない)、3年生になってから塾に通い始めた。
あの日もいつも通り塾で勉強して帰っていたのだけれど。
『ねぇねぇ、そこの君』
「?」
偶然にもその時は周りに人がいなくてわたしに話しかけたのかな?と思い振り返ると金髪でチャラチャラしてそうな男の人が2人、わたしのほうを見てニヤニヤしていた。
「えと…?」
誰だろ?
こんな知り合いいたっけ?
『ちょっと道教えてほしいんだけどさ〜』
あぁ、迷子さんか。
そりゃ分かるはずないか、とわたしはのんきに考えていた。
「いいですよ!どこに行きたいんですか?」
『ありがと〜!ここなんだけどさぁ、』