イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
コロコロ転がるボール。
それを見て手をパチパチ叩いて喜んでいた。
可愛い……。
さて睦月君は、何処で遊んでいるのかしら?
拓馬君と茉莉華ちゃんと一緒かな?と思い捜したら
小さなボールがたくさん詰められたプールに居た。
だが睦月君は、
プールに座って浸かっているだけ……。
睦月君!?
それ……お風呂ではないわよ!?
違う意味でくつろいでいた。
すると睦月君目掛けて小さなボールが
投げられる。
見事に頭にヒットした。
あっ!?
安全のように柔らかいボールになっているので
痛くないはずだけど驚いてしまう。
誰が投げたのかと見てみると拓馬君だった。
「睦月。そんなところに居ないであっちで
遊ぼーぜ?」
睦月君に声をかけてくれた。
すると睦月君は、コクりと頷き立ち上がった。
拓馬君の横には、茉莉華ちゃんも居た。
それを見てフフッと笑う。
拓馬君は、いつも睦月君を気にかけてくれた。
仲がいいのもあるけど、
お互いに支え合っているようにも見える。
いい親友を思ったなぁ~と思いながら
卯月の方に目線を戻した。
しかし座っていたはずの卯月の姿がなかった。
あ、あれ!?居ない?
慌てて捜すと滑り台の方にいた。
乗りたいらしくよじ登ろうとしていた。
あ、危ない!!?