イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
「卯月は、お母さんの困った顔が大好きだからね。
僕やパパだと期待した態度に応えてあげられないし
お母さんなら希望通りに反応してくれるから
やめられないんじゃない?」
えぇっ!?
私ってそんな困った顔をするかしら??
驚いていた自分の顔を手で押さえた。
「そうなの……卯月?」
睦月君に抱っこしてもらっている
卯月に尋ねた。
「キャハハッ!!」
声を出して笑う卯月を見て
私は、温かい気持ちになった。
ありがとう……卯月。
ママも卯月が大好きよ!
しかし、この事で困ったことも起きるように。
ある日。
トイレに行こうと立ち上がったら
「まんま~」
卯月がいち早くそれを察知して
ついて来るようになってしまった。
あれ以来
私に対する警戒心が強くなってしまった。
「大丈夫よ~ママちょっと
トイレに行くだけだから……ね?」
「ふええ~ん。まんま~」
トイレまで来ようとする始末。
私は、ゆっくりトイレまで行けないのね。
トホホ……とした気持ちになるのだった。