イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
先生は……どうでもいいの?
ますます落ち込む。
うぅっ……涙が出そう。
「さて、後でお粥で作ってやるから
大人しく寝ておけよ?」
そう言うとペタッと熱冷ましシートをおでこに貼り
行ってしまう。
シーンと静まり返る部屋。
寂しくて……悲しい。
しゅんと落ち込んでいるとガチャっと
ドアが開いた。
先生……?
するとひょこっと睦月君が顔を出した。
続いて卯月も真似るように顔を覗かせてきた。
「睦月君!?卯月も……」
驚いて起き上がった。
今日は、日曜日だから
睦月君は、学校が休みだ。
「お母さん……風邪大丈夫?」
「えっ?あぁ大丈夫よ。
ちょっと熱があるけど寝たらすぐに良くなるわ」
心配をかけまいとニコッと笑って見せる。
心配して様子を見に来てくれたのね。