イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
強引に続けようとする。
「先生ってば!?」
「涼花。知ってるか?
手っ取り早く風邪を治す方法」
「えっ?何ですか……それ?」
そんな方法なんかあったかしら??
意味が分からないと思っていたら
先生は、ニヤリと笑う。
「汗をたくさんかくことだ。
あと人に移すことも早く治るらしいぞ」
えぇっ!?それって……
考えただけでも熱が上がりそうだ。
「ま、待って下さい。
あの……睦月君達が起きてきたら」
「大丈夫だ。今昼寝を……」
そう先生が言おうとしたら
ガチャッとドアが開いた。
「パパ。卯月の替えのオムツが……」
睦月君が途中で無言のまま立ち止まる。
あ、見られた!!?
「……ごゆっくり」
気を遣うようにドアを閉めようとする睦月君。
「……だそうだ。」
「いや、だそうだではありませんから!?
ちょっと……睦月君。
変に気を遣わなくてもいいから」
慌てて睦月君を叫んだ。
何とも賑やかで甘い結婚記念日に
なったのだった。