イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
卯月の1日。
お転婆に育っていく卯月は、
いつも何をするかとヒヤヒヤしている。
今日も朝になると
睦月君の学校に行くのをついて行きたがり
ギャン泣きになるし。
そしてお昼寝に目を覚ましたら
リビングで仕事をしている先生の足元を
よちよちと歩いていた。
ソファーによじ登ろうとするが
背が足りない卯月は登れない。
「うっ……うっ……」
それでもめげずに登ろうとすると
白雪が近付いてきた。
すると卯月の足元に近付き
座った。
その瞬間だった。
卯月は、白雪を踏み台にして
よじ登っていた。
白雪も白雪で身体を上げるようにして
お手伝いする。
何とか登ることが出来て
上機嫌の卯月。
「キャハッ!!」
嬉しそうに雄叫びを上げると
今度は、ソファーの背もたれに掴まり立ちする。
その間に白雪もソファーにぴょんと登ると
卯月の後ろに移動する。
先生は、雄叫びに気づき
横に居る卯月を見た。
「卯月!?
お前……どうやって登ったんだ!?」