イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
そう言いながら呪文を唱えると
卯月は、半べそになりながらも泣き止んだ。
小さい子には、意外と効果がある。
よしよしとあやしていたら
白雪が近づいてきて卯月を頬を
ペロペロと舐めていた。
どうやら慰めてくれているらしい。
するとそれを見ていた先生は、
安心したようにため息を吐きながら
「卯月のおちょこちょいなところは、
お前譲りだな……涼花」
クスッと笑われた。
ガーン!!
おちょこちょいで私譲りって
酷い……先生。
「そ、そんなことないですよ!」
「嘘つけ。この間、似たようなことして
テーブルに頭をぶつけただろ」
ガーン!!
もしかして見ていたの!?
この間、転びそうになったが
何とか踏ん張った。しかし
近くにあったテーブルに頭をぶつけてしまった。