イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
その後。目を覚ました私は、
睦月君と卯月を寝かしつける。
お風呂は、その前に入ったからいいが
トイレに行くのが怖くて大変だった。
寝室は、仕事の都合もあり先生と別々だ。
だから1人で寝るのが怖い。
コンコンとノックをして先生の部屋に入る。
「先生……まだ起きてますか?」
「何だ……怖くて寝られないのか?」
「……はい。だから一緒に寝てもいいですか?」
モジモジと恥ずかしそうに言う。
一緒に寝たことは、あったが自分から誘うのは
さすがに今でも恥ずかしい。
「これぐらいのことで1人で、寝られないで
どうするんだ?
ガキかよ……お前は」
呆れながら言う先生だった。
「だって、仕方がないではないですか。
それに先生達が驚かすからいけないのですよ……」
あんな驚かされたらトラウマになってしまう。
凄く怖かったのに……。
ムスッと頬を膨らませるとクスッと笑う先生。
そして布団をまくり上げてきた。
「冗談だ。こっちに来い。
一緒に寝てやるから」
「は、はい。ありがとうございます」
嬉しい……。
私は、急いでベッドの中に入った。
今日みたいな恐怖体験は、二度と御免だが
こんな熱い夜も悪くないと思った出来事だった。