イクメン作家と恋心?SS~ほのぼの第2話~12/26に『クリスマス』を追加。
「……ふーん。ハチが公園の花壇に
飛んでいたんだ?」
睦月君は、ズバッと言い当てた。
えっ!?
卯月……ブンブンしか言っていないのに。
そういえば睦月君は、卯月が産まれてすぐに
何故泣いているのか言い当てていた。
言葉は、話さないが
人の感情を言い当てたり読み取るのが
得意だった。
理解してくれたので卯月は、
さらに上機嫌にキャッキャッとはしゃいでいた。
すると睦月君は、卯月の頭を優しく撫でた。
「でもね。卯月。
ブンブンは、怒りん坊さんだから
触ったらプンプンと怒っちゃうよ?
だから触らないであげようね」
「あい。」
卯月のあったことを全て当てた睦月君にも
驚かされたがお兄ちゃん相手だと
素直にいうことを聞く卯月にも驚かされた。
まったく……。
呆れながらもクスクスと笑った。
「ブンブン」
「はいはい。」