この恋に砂糖は使用しておりません


あたしをフったことをとことん後悔させてやる…!


そう、あたしは甘くない。


“大雅に好きな人がいても好きだよ”、“どんな大雅でも好きだよ”なんて、言えない。


あたしを見ない大雅なんて興味ない…のはちょっと嘘だけど。


子供だってこともワガママだってこともわかってる。


でもあたしだって…!


ドアを開ける。


「…いない」


そこに、大雅はいなかった。

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