この恋に砂糖は使用しておりません
「おーっ、開いてた」
先輩に手を離してもらえたのは、屋上に到着してからだった。
先輩はあたしを屋上に連れてくると、夏の日差しを浴びるように伸びをした。
入学して初めて、屋上に出た。
まず、屋上に出ようと思ったことすらなかったからね。
1年生が勝手にズカズカと屋上に出ていたら、きっと上の学年の人や教師たちにいい目では見られないだろうと思っていたし。
それにいつも、“必要時以外立ち入り禁止”と書かれた張り紙が貼られているから。
だから先輩とだから、ここにこれた、と言うのは少し嬉しかった。
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◎2016.05.22
完結いたしました
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◎総合ランキング
◎ジャンル別ランキング
最高 5位
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◎2016.12.15
≪じれ甘ラブ特集≫に
掲載していただきました
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◎素敵なレビュー
ありがとうございました
なっつんみかん さま
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こむむ さま
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○o。..:*・・*:..。o○○o。..:*・・*:..。o○
2016.05.31
執筆開始
2016.08.12
執筆終了
2016.08.20
完結
2016.08.31
修正終了
○o。..:*・・*:..。o○○o。..:*・・*:..。o○
スターツ出版文庫大賞
エントリー作品
総合ランキングにチラッと
ランクインさせて頂きました
読んでくださった全ての方に
大きな感謝をこめて
本当にありがとうございました**
○o。..:*・・*:..。o○○o。..:*・・*:..。o○
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4.16
完結いたしました
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