この恋に砂糖は使用しておりません


その表情さえも、可愛く見えて。


あの子、どこのクラスだろう。


大雅、いつの間にあんな子と仲良くなったんだろう。


「そうだよ」


――あたしの知らないところで。


大雅は、少しずつ変わっているのに、どうして気が付かなかったんだろう。


そこまで考えたとき、ハッと我に返ったように気が付いた。


どうしてこんなに、悲しい気持ちになっているんだろう。

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