この恋に砂糖は使用しておりません


このときこのタイミングでこの物語に出会えるなんて、もうこれは神様がこうしろと言っているのに違いない。


あたしたち2人に、こうしろ、と。


「これだ…!これだ!!」


あたしは思わず、大雅のベッドから起き上がった。


「何いきなり」


大雅は唐突に響いたあたしの声に顔を歪めながらも、あたしの話を聞いてくれようとする。


「大雅!イメチェンしようイメチェン!」


「はぁ?」

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