この恋に砂糖は使用しておりません


そこまで考えたところであたしは自分の行動を振り返って、ハッとした。


もしかしてあたし。


とんでもないことをしてしまったのではないか。


大雅の前で、ほかの女の子と一緒にいた大雅の前で、独占欲丸出しの言葉を叫んでしまうなんて。


やってしまった…。


一度そらしてしまった視線を、もう一度玲先輩の方に向ける事は出来なかった。


あまりにも、怖すぎて。

< 90 / 130 >

この作品をシェア

pagetop