優ちゃんに恋して。。
料理が来る間に
浅原さんはこれだけ片付けるといって
パソコンに目を落とした。

私はその難しそうな資料を
向かいの席から眺めていた。

まだ25なのに浅原さんて凄いなぁ、、
でも仕事終わってまで仕事してるとか
私は嫌だなぁ。

私は出世した方が
給料もらえるかもしれないけど
一生下っ端で働いていたいかも。


「、、ふぅ〜出来た。」

浅原さんはパソコンを閉じた。

「お疲れ様です。難しい資料ですね」

「あぁ、、これは「失礼いたします。こちらグラタンとドリアでございます」」



「わぁ!美味しそう!」

お腹が空いていたというのもあるが
目の前にあるグラタンが
凄く美味しそうに見えた。


「あははw女性は甘いもの以外でも目がキラキラになるんだなw」

、、ズキンズキン
その言葉と笑顔に私の胸が痛んだ

優ちゃんに笑顔が似ている
そう、思ったからだ。

「いただきます。」
お互い無言で食べていると
食器にスプーンが当たる音が
大きく聞こえる。

「あの、、浅原さん話って?」
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