恋してバックスクリーン
②
一生懸命追いかけたけれど、寿彦さんをみつけることはできなかった。
こんなことになるなんて……最悪。とりあえず、家に帰るしかない。寿彦さんが帰ってきたら、ちゃんと事情を説明しよう。それから、浮気の真相も聞こう。
私たち、言葉が足りなすぎたんや。だから、浮気をされたり、疑われたり。
それにしても寿彦さん。なんで突然、私を疑いだしたのか。いつもなら、飲み会の帰りにわざわざ迎えになんてこないのに……。
ハッと、息を飲んだ。
まさか、加茂さんが? 加茂さんが寿彦さんになにかを吹きこんだか?
頭の中を整理してみる。寿彦さんが突然、私を疑いだしたのは……。加茂さんと一緒に食事をした、その夜で。寿彦さんが迎えに来たら、加茂さんと私が一緒にいた……。
そんな偶然、あるわけない! 加茂さんの罠に、ふたり揃って仲良くはまってしまった……というわけか!?
でも……加茂さんを疑うのは、良くないことで……。
どちらにしてもこれは、私と寿彦さんの問題。話し合えばきっと、分かり合えるはず。
そう自分にいい聞かせながら、家路を急いだ。
こんなことになるなんて……最悪。とりあえず、家に帰るしかない。寿彦さんが帰ってきたら、ちゃんと事情を説明しよう。それから、浮気の真相も聞こう。
私たち、言葉が足りなすぎたんや。だから、浮気をされたり、疑われたり。
それにしても寿彦さん。なんで突然、私を疑いだしたのか。いつもなら、飲み会の帰りにわざわざ迎えになんてこないのに……。
ハッと、息を飲んだ。
まさか、加茂さんが? 加茂さんが寿彦さんになにかを吹きこんだか?
頭の中を整理してみる。寿彦さんが突然、私を疑いだしたのは……。加茂さんと一緒に食事をした、その夜で。寿彦さんが迎えに来たら、加茂さんと私が一緒にいた……。
そんな偶然、あるわけない! 加茂さんの罠に、ふたり揃って仲良くはまってしまった……というわけか!?
でも……加茂さんを疑うのは、良くないことで……。
どちらにしてもこれは、私と寿彦さんの問題。話し合えばきっと、分かり合えるはず。
そう自分にいい聞かせながら、家路を急いだ。