恋してバックスクリーン
③
これで、問題は解決した……かのように思われたけれど。自分から、バッと寿彦さんを突き放した。
「青空スターズは、勝てるん!?」
しつこくつきまとう加茂さんに、寿彦さんが挑んだ勝負。野球は、チームプレイだ。寿彦さんだけがんばっても勝てない。
「やってみないと、なんとも」
「そうやんな……」
「全力でやる。寝る間も惜しんで練習する」
「えー!?」
寝る間も惜しんで練習するやなんて。また私はおいてけぼり!? せっかく誤解が解けたのに!
思わず、本音を漏らした私を見て、寿彦さんが笑った。寿彦さんの笑顔に、私も笑った。
「大丈夫」
大きな手が優しく私の頭を撫でると、そっと引き寄せて抱きしめた。
青空スターズが勝てるか。その不安はあるけれど、寿彦さんに抱きしめられると安心感に包まれた。
「青空スターズは、勝てるん!?」
しつこくつきまとう加茂さんに、寿彦さんが挑んだ勝負。野球は、チームプレイだ。寿彦さんだけがんばっても勝てない。
「やってみないと、なんとも」
「そうやんな……」
「全力でやる。寝る間も惜しんで練習する」
「えー!?」
寝る間も惜しんで練習するやなんて。また私はおいてけぼり!? せっかく誤解が解けたのに!
思わず、本音を漏らした私を見て、寿彦さんが笑った。寿彦さんの笑顔に、私も笑った。
「大丈夫」
大きな手が優しく私の頭を撫でると、そっと引き寄せて抱きしめた。
青空スターズが勝てるか。その不安はあるけれど、寿彦さんに抱きしめられると安心感に包まれた。