私の唇は、大好きなキミへ嘘をつく。のレビュー一覧
4.9
今回初めて小説を読んで泣きました。 すごく気持ちが苦しくなって、自分も主人公になった気分になれました。すごく良かったです。
椿が強くて、でも弱くて。 儚い女の子だなと思います。 私は今、椿と同じ状況です。 元々仲が良くて1年前まではカップルとも呼ばれていたのに、友達と好きな人が被ってしまって、、 今は避けてしまい、まともに話もできていません。目も全く合わなくなりました。 自分と重ねてしまって、涙が止まらなかったです。 素敵なお話、ありがとうございました。
大切で大好きな人に幸せになって欲しい… 笑っていて欲しい… 誰もが心に想う事ですよね。 それを自分自身が壊してしまうのが、堪らなく辛くて悲しい事… 自分の気持ちに蓋をして大好きな人達に笑顔で嘘をつくのは決して簡単じゃない。 心の中は溢れる気持ちで一杯なのに、それを打ち明けられない事は苦しい。 でも、それと同じだけ相手も本音を言って貰えない事に苦しむ事がある。 絡まり過ぎてどうにもならない気持ちを、どう解いていいのか分からない時… 周りにいる人が解き方を教えてくれる。 それがどれだけ自分の救いになるのかを考える。改めて考える事が出来るお話でした。
大切な人の恋を応援する。 本当は好きだけれど、それを隠して、自分を傷つける。 自分を傷つけて偽ってきたはずなのに、それは、いつの間にか、傷つけるはずではなかったものまで傷つけてしまった。 そんな主人公の気持ちに、共感させられました。 主人公の恋を応援してくれていた先輩の優しさにも、キュンとして、涙が出ます。 是非、読んでみてはいかがでしょう。
親友と好きな人が両想いで、ずっと嘘をつき続けてた椿。 私はめっちゃくちゃ椿に共感できました！ 一護と椿が両想いになれてよかったです！ 感動しました！！ これからも頑張ってください！
好きだからこそ、愛していればこそ、相手の思いを尊重してつく嘘が、とても切なくて悲しくて、でも優しい……複雑な気持ちが、うまく描けている作品でした。友情の絆があるからこそ裏切れない思いも辛さも、葛藤する様子が胸に迫り、緊迫感もありながら、絡み合う様々な心情や言葉、行動の端々に人を好きになり傷つけたくない強い思いやりも、スパイスが効かせてあり、惹きつけられる秀作でした。