好きになんかならないし。






次の日、授業が終わり
舞と2人で部活へ行こうと
準備をしていた時だった






「真琴ーっ!
男子が呼んでるよー」

「えー…」

「今度は誰かね〜?」ニヤニヤ

「舞うるさい」

「すみません(笑」






クラスの女子に呼ばれ
仕方なく廊下に出ると
高身長の男子が立っていた





「なんです?」

「手紙読んだ?」

「手紙?…あーあれか
あなたが書いたの?」

「俺じゃないよ(笑)
俺はただ早瀬さんの事が
気になってるやつから
今日必ず来て欲しいって
伝言を頼まれたんだよ」






うわ、面倒くさい
早く部活行きたいのになー






「じゃあよろしく」





伝言を伝えた男子は軽く手を振り
その場を去っていった






「真琴、あの男子なんだって?」

「放課後必ず来て欲しいって言われた」

「まじか(笑
行くしかないじゃん」

「はぁー…」






溜息を漏らしながら
私は仕方なく体育館裏へと向かった







< 8 / 16 >

この作品をシェア

pagetop