ずっと一緒に・・・
「あんたが悪いんじゃない!純ちゃんのこと、時効とか言って片付けようとするから!」
「だって本当のことだろ!お前だって本当はもう純のこと背負って毎日生活していくのいやなんだろ!」
「そ、そんなこと……!」
ないっ、と言い切れない自分に腹が立った。友美も心の片隅で健一と同じことを考えていたのかもしれない。もう忘れたい、自由になりたい、と。でも……。
「でも、私たちが忘れちゃダメなんじゃないの!?私たちが忘れちゃったら、誰が純ちゃんのこと思い出してあげるのよ!」
「思い出す、思い出さないのもんだいじゃねぇんだよ!」
「じゃあどういう問題なのよ!自分のことは棚に上げておいてそんなこと言えるの!?」
「なんだよ、俺のことって!」
「あんたが七夕の日にあんな提案しなかったら純ちゃんは死ななかったし、今私たちだってこんなに苦しまなくってすんだって言ってるのよ!」
言い切った後に「しまった」っと友美は思ったがもう遅かった。健一は友美の言葉を聞いて、何も言い返さなかった。そして「やっぱり俺のこと、許すつもりないんだな……」っと小さく言って、そのまま教室を出ていってしまった。
「だって本当のことだろ!お前だって本当はもう純のこと背負って毎日生活していくのいやなんだろ!」
「そ、そんなこと……!」
ないっ、と言い切れない自分に腹が立った。友美も心の片隅で健一と同じことを考えていたのかもしれない。もう忘れたい、自由になりたい、と。でも……。
「でも、私たちが忘れちゃダメなんじゃないの!?私たちが忘れちゃったら、誰が純ちゃんのこと思い出してあげるのよ!」
「思い出す、思い出さないのもんだいじゃねぇんだよ!」
「じゃあどういう問題なのよ!自分のことは棚に上げておいてそんなこと言えるの!?」
「なんだよ、俺のことって!」
「あんたが七夕の日にあんな提案しなかったら純ちゃんは死ななかったし、今私たちだってこんなに苦しまなくってすんだって言ってるのよ!」
言い切った後に「しまった」っと友美は思ったがもう遅かった。健一は友美の言葉を聞いて、何も言い返さなかった。そして「やっぱり俺のこと、許すつもりないんだな……」っと小さく言って、そのまま教室を出ていってしまった。