ずっと一緒に・・・
「なにを?」
「たんざくにねがいごとかいてもね、ねがいなんてかなわないんだよ……」
「えーーー!!うそだぁ」
純の言葉に健一は大声を上げる。
「ほんとだよ!ぼくのおにいちゃんがいってたもん!」
純も健一に負けないくらいの大声で言い返す。
「ちょっと!純ちゃんも健ちゃんもしずかにしないとせんせいにおこられるよ!」
そう言って友美は純と健一をなだめる。そして純にもう一度聞く。
「でも、ほんとうなの?そのはなし」
「ほんとだよ。だっておにいちゃんはぼくにうそついたことないもん」
「じゃあぼくたちがどんなにねがいごとかいても、かなわないの……?」
話を聞いた健一は残念そうな顔でもう一度純に聞き返す。そんな健一を見て、純はもう一度二人に顔を近づけるようにと手招きする。二人は再び純の話に耳をそばだてる。
「でもね、一つだけおねがいごとをかなえるほうほうがあるんだって……」
「ほんと!?」
二人は同時に声を上げる。純は力強く首を縦に振ると先ほどよりもさらに小声で言った。
「あのね、たんざくをつるすたけの、いっちばんうえにある一枚のたんざくのおねがいごとだけ、かなえてくれるんだって……」
「たんざくにねがいごとかいてもね、ねがいなんてかなわないんだよ……」
「えーーー!!うそだぁ」
純の言葉に健一は大声を上げる。
「ほんとだよ!ぼくのおにいちゃんがいってたもん!」
純も健一に負けないくらいの大声で言い返す。
「ちょっと!純ちゃんも健ちゃんもしずかにしないとせんせいにおこられるよ!」
そう言って友美は純と健一をなだめる。そして純にもう一度聞く。
「でも、ほんとうなの?そのはなし」
「ほんとだよ。だっておにいちゃんはぼくにうそついたことないもん」
「じゃあぼくたちがどんなにねがいごとかいても、かなわないの……?」
話を聞いた健一は残念そうな顔でもう一度純に聞き返す。そんな健一を見て、純はもう一度二人に顔を近づけるようにと手招きする。二人は再び純の話に耳をそばだてる。
「でもね、一つだけおねがいごとをかなえるほうほうがあるんだって……」
「ほんと!?」
二人は同時に声を上げる。純は力強く首を縦に振ると先ほどよりもさらに小声で言った。
「あのね、たんざくをつるすたけの、いっちばんうえにある一枚のたんざくのおねがいごとだけ、かなえてくれるんだって……」