ずっと一緒に・・・
「いっちばんうえ?」
「そう、いっちばんうえ」
純はそう言って短冊をつるす竹を見た。二人もつられて竹を見る。そして同時にショックを受けた。
「いっちばんうえなんて、ぜったいムリだよ!」
「せぇ、とどかないもんね……」
そう、届かないのである。純の言う竹の一番上は、友美たちの身長よりも四倍以上うえにある。どう考えても短冊を一番上に吊すのは無理だった。
「せんせいにつるしてもらう?」
「でもそんなことしたら、みんなもいちばんうえにつるしたいっていうよ、ぜったい」
友美の提案を純は即座に否定する。どうやら純も同じことを考えていたようである。するとずっと腕組みをして考えていた健一が「そうだっ!」と叫んで二人を見た。
「け、健ちゃんびっくりさせないでよ」
「ごめんごめん。でもいいことおもいついたんだぁ」
「いいことって?」
純と友美は健一の顔を見つめながら問う。健一はそんな二人の顔に自らの顔を近づけて、小さい声で言った。
「あのね……」
「そう、いっちばんうえ」
純はそう言って短冊をつるす竹を見た。二人もつられて竹を見る。そして同時にショックを受けた。
「いっちばんうえなんて、ぜったいムリだよ!」
「せぇ、とどかないもんね……」
そう、届かないのである。純の言う竹の一番上は、友美たちの身長よりも四倍以上うえにある。どう考えても短冊を一番上に吊すのは無理だった。
「せんせいにつるしてもらう?」
「でもそんなことしたら、みんなもいちばんうえにつるしたいっていうよ、ぜったい」
友美の提案を純は即座に否定する。どうやら純も同じことを考えていたようである。するとずっと腕組みをして考えていた健一が「そうだっ!」と叫んで二人を見た。
「け、健ちゃんびっくりさせないでよ」
「ごめんごめん。でもいいことおもいついたんだぁ」
「いいことって?」
純と友美は健一の顔を見つめながら問う。健一はそんな二人の顔に自らの顔を近づけて、小さい声で言った。
「あのね……」