リストカット依存症
エピローグ
【リストカット依存症】
それは、現実から逃れる愚かな手段であり
その反面
自分を変える一つの切っ掛けでもあるのかもしれない。
けれど、その代償は大きい。
わたしは、一生残る傷を負った。
これは、わたしが生きている証で
愚かだった証。
『ねぇ、誰か認めてくれますか?
わたしが“ここ”にいることを
わたしが弱かったことを
わたしが“今”を生きてることを
あなたは、認めてくれますか?』