大切
花火
初めて二人で見上げた花火
ちっちゃくて見えないぐらいだった
あの時は「愛」の意味
分からないまま
癒えない傷を残し去ったんだ
泣き止まない君の気持ち
今だから分かるんだ
今までの人生を憎んだ
愛してる…愛してる…
何回言っても溢れてくる
貴方に逢いたいよ
君と交わす言葉は切なかった
花火は大きくなって散った
そして溢れる涙を拭い
最後に言った
「愛してる」と
貴方の綺麗な花火を
私だけに見せてと
一番星に祈るんだ
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