俺の手が届く範囲にいろ。
*第5章*
「…ごめんね、見てらんねぇよ…」
*
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+゚
「…っえ!?ついに告白されたの!?」
…土日を挟んで、月曜日。
朝からボーッとしているわたしに
菜々ちゃんは違和感を感じたようで
会った直後から『どうしたの?』の質問攻撃。
「……う、うん。
京ちゃんに…告白された…。」
__金曜日のあの日。
ビックリしすぎて
今でも夢じゃないか、って思うけど……
「うぅー…いはい(痛い)。
うめだない(夢じゃない)」
つねったあとの、頬の痛みに
やっぱり現実だと確信する。