俺の手が届く範囲にいろ。
__キーンコーン……
昼休みが終わるチャイムも鳴り
わたしたちは、保健室の先生に
追い出された。
そして、一緒に教室へ向かう途中…
「あ、京ちゃん…大事なこと言い忘れてた」
「…大事なこと?」
「…うん。わたしと…付き合ってください」
__にっと微笑んで、
わたしがそんなことを言うと
京ちゃんは少し、驚いた顔をして……
だけどすぐ、ふっと微笑み返してくれて……
「……あたりまえ。」
…って、そんなことを呟いた……__