俺の手が届く範囲にいろ。
*
.
+゚
「うぅ…美味しかったー!」
わたしは、プリンを堪能したあと
再びベッドの上に寝転がった。
「ふわぁー…」
あくびをしたあとに
不意に重くなるまぶた。
京ちゃんのTシャツ。居心地の良い空間。
安心する香りに包まれながら、
いつもの如く…
わたしは、京ちゃんのベッドで
眠ってしまった……__
*
.
+゚
__布団をかけられる感触。
……落ち着く香り。
そして……
頬に触れる、優しい手。
「……なぁ、好きなヤツって誰だよ……」
……なんて、そんな声が
聞こえたような気がするけれど……。
「……俺がいるのに
おまえは、誰を見てんの……__?」
これは夢、だろうか……__?