大好きです、不良さん


「…なんで、あんな事言ったの?」


虎太は拗ねた子供のように言った


「気に入らなかったから」


わがままだ


きっとこの人精神年齢ガキだ


私がひとりで納得していると虎太が椅子ごとこっちに来た


「…肩、治ったか」


虎太は私をじっと見ながら聞く


「もう平気だよ」


虎太はニッと笑い

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