大好きです、不良さん
何で、即寝れるのだろう…
前からプリントが回ってくる
「簡単に自己紹介でもしといてくれ、そんで解散」
担任はそれだけ言って教室を出て行った
担任はきっと放置主義なんだ
教室では男子や女子がそれぞれ話し合っている
私は自己紹介すらする気がないので帰る準備を始める
「あの、月森さん」
声を掛けて来たのは斜め前の席に座っている女子
「私の名前は玉井小春[タマイコハル]ね
月森…ゆきの?ちゃん」