大好きです、不良さん


試合に出ていないのに余計な怪我をしてしまった


私は持っていたハンドタオルで出血しているおでこを抑えて保健室に向かう


保健室の扉を開けるが誰もいない


保険医はきっと運動場の方にいるんだろう


棚をガサガサとあさっているとベット側のカーテンがザッと開いた


振り向くと、そこには八代隆也がいた


「…何してんの?」


「…」


じーっとこちらを見ていた八代隆也は私を無理やり椅子に座らせて棚から大きな絆創膏を出した

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