大好きです、不良さん


「ありがとう、八代隆也」


「…隆也でいい」


「ありがとう、隆也」


隆也はまたベットの方に戻って言った


「クラスマッチでなかったの?」


カーテン越しの会話


「めんどくさいから
寝るから出て行って」


隆也はそう言って声はしなくなった


保健室は静かで少しして寝息がうっすらと聞こえてきた


寝付くの早!?


私は余り音を立てないように保健室を出た

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