大好きです、不良さん


先生は嫌な顔ひとつせず薬を塗ったり湿布を貼っていく


「女を痛めつけるなんて、ゲスね」


先生は怒ったような言い方をする


「でも、見えない所なだけ有り難いですよ?」


「でも、アナタは女の子でしょ
親から貰った大切な体よ」


先生は優しい言葉を言ってくれる


「シャツ、着ていいわよ」


先生はそう言って片付けてをする


「もうすぐ六限だけど、ここにいなさい」


「…でも」

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