大好きです、不良さん


「でもじゃない
私がいなさいと言ったからいなさい」


「はい…」


先生はよし!と言って頭を撫でる


誰かに心配をさせると言うのは、こんな感じなのかな…


私は泣きそうになった


母親を知らない私は母の愛情も知らない


大野先生がお母さんのように見えた


有り得ないのにな…


するとドンドンと保健室のドアを叩く音が聞こえた


そんなに叩いたらドアが壊れるよ!?

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