大好きです、不良さん


空がオレンジ色になる


虎太の金髪が綺麗に輝く


虎太のシトラスの香りに包まれると落ち着く


「虎太…くすぐったい」


風になびいた虎太の金髪が項に当たる


もう少し、そう言う虎太を離して向かい合う


「帰ろ、虎太」


私は虎太の手を取り扉に向かう


虎太も私の手を握り返す


「帰るか」


虎太の輝く金髪と夕日をバックに


初めて、虎太の笑った顔を見た

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