ただ、思いつきのままに。(超不定期更新)
驚いたら声をあげて、嬉しい時は抱きついて、怒ったときは感情が昂っているのか、泣き出して。
品がないといえば、ない。
でも、気持ちを素直に外に出す彼女は、裏表がないようで、見ていて心地いい。
それに、安心する。
僕が母のいうことをこれほど、守っているのは、子供の頃の躾が影響してると思う。
父より厳格な母は、家でのルールを絶対的に守らせたがっていた。
ルールを破れば、暴力を振るわれた。
まるで、それが教育だとでもいうかのように。
ある意味刷り込みと言える。
幼い頃の恐怖は未だに僕を縛り付ける。
今だって、そう。
母に呼ばれたから、すぐに行かないと。
……また、叩かれる。