ただ、思いつきのままに。(超不定期更新)
恋人と行為の最中。
快楽で頭に熱が溜まる。
霞む視界で捉えた君は、一種の麻薬のようであった。
熱に浮かされ、必死に酸素を求めている。
快楽を求めて身体をくねらせている。
そんな姿に欲情し、湧き上がる感情を抑えきれない。
その時、ふと思いついた。
……思いついてしまった、というべきか。
僕以外の男に抱かれた君を、見てみたい、と。
きっと、彼女に本当に愛されているか確かめたくなったのだ。
今では、そんな理由付けをすることすら、おこがましいと思うが。
とにかくその時は、そんな理由をつけて、彼女を酷く傷つけてみたかった。