トゥルーエンドのその後に
「でも、昔話の前に白のことを話しておこう
君の名前は神代美弥17歳明日から、蝶華学園に
転校する予定だ」
「高校生?」
ここで私は違和感に気づいた
まず私が、自分が高校生であることさえ
忘れている事実 そしてほとんど記憶が無いこと
そしてもう一つ、私がここにいる事自体だ
いくら夢だと言ったってここまで操れるものなのか
「さて君がパニックになる前に昔話をしようか」
黒は思い出すように話した
「俺が20歳の時だった俺は記憶喪失についての
研究をしていた、そしてある日とても不思議な
女の子が研究所に連れて来られた、その女の子は
当時5歳 美弥という綺麗な少女だった
美弥は面白い子だった、その研究所に連れてこられた
という事は記憶喪失があるとすぐに感づいた
俺は美弥を連れてきた男の話と検査をして
驚いた美弥はなんの前触れもなく、しかし定期的に
一日に一回一番印象に残った記憶が消える病気だった」