俺(私)、男子校に行きます!
Sクラスと彼らとの出会い
コツン…コツン…
静かな廊下に私とはーちゃんの靴の音が響く
玲「はーちゃん?私って何組?」
なんとなく気になった私ははーちゃんに質問をした
隼「あぁ、美u…じゃなくて玲は、S組だ。」
S?なにそれ、初めて聞いた……!
はてなをたくさん頭の上に浮かべている私を見てか、はーちゃんは笑って
隼「フッ…Sって言うのはな、頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群、暴走族の幹部以上しか入れないクラスのことだ。」
え〜!そうなんだぁー!
じゃあ、私は頭脳かなぁ〜?なんてことを考えていると、ある事に気がつく
玲「え!?暴走族がいるの!?」
隼「え?あぁ、聞いていなかったのか?ちなみに、玲と同じクラスに全国No.1の陽炎(かげろう)の幹部が勢ぞろいしている。」
……私は……また…また関わるの?暴走族に…………
そんな私の思いを知ってか知らずか分からないけど
隼「大丈夫だ。あいつらはいいやつだぞ。」
そう言ったのだ。
わかってる。暴走族が悪い人ばっかりじゃないってこと。痛いほど知っている。でも………………怖い。また関わってしまって、傷つけるのが……辛い。だから……
美「大丈夫。関わらないから。」
初めから関わらないようにすればいいだけ
隼「……そっか…。まぁ、玲の好きなようにすればいい(ニコッ)。よし、着いたぞ。ここがSクラスだ。」