俺(私)、男子校に行きます!
鈴蘭学園
んんんんんん……ええ?
美「どーこー……!!」
はい。花崎美雨。絶賛迷子中♡です。
やばい遅刻する……転入初日から遅刻とか…………笑えないっ!
美「ん〜……ん〜〜??」
ドンッ
?「いったぁ……ちょっと!痛いじゃ…な…………い…//////」
地図に気を取られていた私は目の前を歩いていたらしい女の子に思いっきりぶつかってしまったようだ
美「あっ!ごめんっ!大丈夫?」
私は急いで女の子に謝った
……のだけど、ん?え???
なんかめっちゃ凝視されてるんだけど?
美「えっと……顔赤いけど大丈夫?ごめん……ね?」
女の子「あっ!はいぃ!だっ大丈夫ですぅ〜////」
あ、大丈夫なら良かった……って時間!!!
美「そっか、じゃあ、わた……俺、急いでるから…………って、あ!あの!鈴蘭学園ってどこにあるか知ってる!?!?」
危うく私って言いそうになりながらも、私は彼女に聞いた
女の子「えぇっ!鈴蘭学園ですかぁ〜?それなら、あのぉ、目の前がそうですよぉ!」
はっ!?えっ!?ここ!?!!?
まじかよ、、、恥ずかしすぎる……!
美「あっ!あああ、ありがとうっ!助かったよ!!!じゃあ!」
そう言って私は彼女から離れようとしたのだけれど……
グイッ
美「へ?」
女の子「あのっ、お名前は?」
あっ、名前……考えてなかったや……んーと何にしよう……あっ
美「玲(れい)。花崎玲だよ。(ニコッ)」
笑顔で名前を教えたら女の子が顔を真っ赤にしちゃった……え、そんな怒るくらいひどい顔してた!?え……え〜!!!
美「じゃっ、じゃあ!!!俺!急いでるからっ!」
調子に乗って笑顔で名前教えて恥ずかしくなった私はいっそいで学園の中に逃げ込んだ
女の子「れ……玲……様♡♡ファンになっちゃったぁ//////」
女の子がこんなことを呟いていた事は知る由もない