作られた悪魔の子
雪の判断は・・・?
「・・・これが全ての事実だ」

「そんな・・・私は・・・」

「お前は何も知らなかった。いや、
しらされてなかった。それがお前を守るためだとな」

「誰がそんな事を・・・!!」

「・・・ミアだよ」

「え」

「ミアがお前には伝えるなと」

「どうして・・・」

「たとえ血が繋がっていなかったとしても
ミアにはおまえが大事な妹だったということだ。
だからミアはお前を命をかけて守っていたんだ」

「私・・・何も知らなかった・・・姉様の事は何も・・・」

「雪・・・」

「雪姫ちゃん・・・」

「雪姫・・・」

「兄様!」

「お・・・おう。どうした?」

「レイ様はどこにいるのですか!?」

「は?」

「レイ様に・・・姉様に会いに行きます!」

「ば!何を・・・!!」

「だって私何も知らなかった。何も・・・
もう知らないままでいるなんてやです!
私は直接姉様と話したい!姉様の事
知りたいんです!!」

「・・・無理だ・・・」

「え?」

「レイは闇の森にいると聞く。だが森の奥深くに
いるため誰にも見つける事はできない。
かといって王宮に行っても追い返されるだけだ」

「じゃあ・・・」

「あぁ会うことは不可能に近い・・・」

「そんな・・・」

「俺達が連れて行ってやる」

「え・・・」

「詳しい場所までは知らないけど・・・」

「奥深くのあいつが住んでいる近くまでは分かる」

「ほんとですか!?」

「あぁ!」

「そんな曖昧な・・・」

「心配ないよ。
もしも道から無い時はその辺の悪魔を捕まえて・・・」

「・・・諮せればいい・・・そして殺せばいい・・・」

「怖いこというんじゃねーよカナ!」

「・・・どうする雪姫ちゃん?」

「行きます!連れて行ってください!!」

「OK!でも今日は遅いから明日ね?」

「はい」

次の日。

1度入ると2度と出る事は出来ないと

恐れられている闇の森・・・通称死の森へと

入ることになった。
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